プロダクションノート

マックス&マニアの想像力は無限だ。「この作品で参考にした僕らの好きなミュージカルを挙げたらキリがないよ」とマックス。「膨大な数の作品をリサーチしたんだ。『屋根の上のバイオリン弾き』から『ウエスト・サイド物語』、『オリバー!』から『オクラホマ!』までね。でも僕らは今風なものを作りたかったんだ。『ストリートダンス/TOP OF UK』(2010)や『ストリートダンス2』〈未〉(2012)でもダンスシーンを取り入れたけど、この作品はもっとミュージカル風に、そしてもっとドラマ仕立てにしたかった。だから僕らにとっては『ストリートダンス』シリーズよりも冒険だったんだ」。「私たちにとって一番重要だったのは、観客をキャラクターに感情移入させることだったの。キャラクターがミュージカル・シーンに導き、物語を先へと進めるわけだから。物語のタイプも全然違うわ。私たちが目指したのは、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースものやバスビー・バークレーの作品、つまりクラシックの映画ね」

この作品の音楽プロデューサーのアン・ダッドリーは、プロジェクトの開始を待ちわびていた。「やりたくて仕方がなかったのよ」とアンは語る。「どの曲も大好きだったから。80年代のポップスって最高の選曲ね。ジョシュアはどの曲のことも完璧に分かっていて、見事なほど脚本の中に盛り込んでいたのよ。何も考えずにハメたんじゃないわ。歌詞が的を射ていることが、すごく重要なのよ」 ダッドリーはアカデミー賞を受賞した『レ・ミゼラブル』の仕事をちょうど終えた時、本作の依頼を受けた。「『レ・ミゼラブル』の後に、またミュージカルをやりたいとは思ってなかったの。だって映画やテレビの音楽を作っていたから」とダッドリーは語る。「『レ・ミゼラブル』で1回切りにするつもりだったの。でもあらゆる点で、この作品は違っていたの。使う曲がすごくよくて、断れなかったのよ」

ダッドリーは最初、歌を歌えて特徴を出せるメインの俳優を起用するように注文をつけた。「よほど声に特徴がない俳優でないとうまくいかないものなのよ」と彼女は語る。「私たちは幸運だったわ。アナベルもハンナも、これ以上の人はいないくらい最高だったわ。ハンナが『愛のぬくもり 』を歌った時、この声で心を開かない男はいないと思ったほどよ。それからレオナはスゴいわ。彼女の音域は信じられないくらいあるの」

早い段階で誰もが音楽の重要性を認めていた。「北ロンドンにあるヴァーティゴ・フィルムズに出向くと、私たちはすぐに意気投合したわ」とダッドリー。「私たちは同じことを考えていたのよ。この作品はオリジナルの楽曲を尊重するという方向でやりたいと思っていたけど、ドラマ的に必要な部分には手を加える必要があったわ。ちょっと変わった『ムーラン・ルージュ』じゃなくて、もっと王道のミュージカルを作りたかったのよ」

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