プロダクションノート

プロジェクトの成り立ち

「バカンスの恋を描くということがコンセプトの根底にあった」とプロデューサーのジェームズ・リチャードソンは語る。「当初から楽しくて面白い作品を作りたいと思っていて、バカンスの恋というのは誰もが体験するものだからこれをテーマにしたら素敵なものになると思っていたんだ。もちろん音楽が重要で、いかに今でも80年代の音楽があらゆるところで流れているか!80年代前後に生まれてもいない若い人たちが、当時の音楽を聴いたり、歌ったりしている。パーティーなんかでも使っているんだよ」使用する楽曲を選ぶ段階になって、万人に愛されているものではなくて、キャラクターやストーリーに最も映える曲が選ばれた。「80年代のポップスを組み合わせて選別するのは、すごく楽しかったよ」と彼は笑う。リチャードソンは一緒に脚本を作り上げていくために脚本家にジョシュア・セント・ジョンストンを起用した。彼自身も80年代ポップスの大ファンだった。「姉妹が同じ男を好きになるという、おおよそのアイデアはあった」とリチャードソン。「ジョシュアが加わって、脚本と格闘している頃に、マックス&ダニアが加わった。

キャスティングとキャラクターについて

キャスティング作業は、マックスによれば「非常に長い時間がかかったが、楽しいものだった」と言う。キャラクターにマッチして、命を吹き込める俳優を見つけるというだけでなく、歌も歌え、さらに踊らなければならなかったからだ。本作の振付師のリッツァ・ビックスラーは、主要キャストに見合うプロのダンサーを探すことはわざとしなかったと言う。「俳優たちに求めたのは、技術的に素晴らしいダンスができることより、踊りながら演技ができることだったのよ」とリッツァは語る。「大事なのは雰囲気なの。いい俳優というのはそれができるわ。ダンスで感情を表現できることが重要だったのよ」当初は、すべてのキャストにビッグネームを起用して、より大きな製作費を確保しようとしていた。しかし2012年5月、制作チームは、新人のフレッシュな俳優を起用して、脚本に命を吹き込むことを決めた。

主役の2人の姉妹のマディとテイラーのオーディションは厳しいものだった。リチャードソンとマックスとダニアは、アナベル・スコーリーとハンナ・アータートンを起用することを速攻で決めたにも関わらずである。「ハンナはドアから入ってきた時、我々が探していたのはこの子だと思った」とリチャードソンは語る。「可愛らしい女優で美声の持ち主、どこにでもいそうな子だがすごくセクシーという稀有なルックスだ。アナベルも同様だった。彼女のオーディションは完璧だった」

アータートンは、突然、エージェントから電話がかかり、オーディションのために歌える準備をしておくよう言われたという。「私はバングルスのヒット曲『胸いっぱいの愛』を選んだの。結局、映画の中で同じ曲をイタリアのビーチでも歌うことになったけど」とアータートンは語る。「オーディションに出て、マックス&ダニアと会った後、また呼び出され、そして役のオファーがあったの。これが私の初めての映画で、それも主演だなんて。一番望んでいた夢がかなったわ」スコーリー扮する本能のままに生きるマディは、ダグにフラれる。「彼から5年間の付き合いを解消されて、マディはバカンスに出かけ、心の傷を癒そうとするの」とアータートンは言う。「彼女は30歳を目前にして、人生の節目にいることに気づくのよ。彼女は極端にオーバーな振る舞いをする人で、それが演じていて面白かったのだけど、それでいてすごいロマンチストなのよね。だからプーリアに出かけていって、すぐに恋に落ちるのよ。彼女は自分でも何を考えているのか分からないタイプ」

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